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第5弾!プロが語る熱中症との向き合い方【前編】
福島和可菜さん×柴田大吾さん


フルマラソンで3度のサブ3を達成するなど、マラソンレースで活躍する一方で、塩熱サプリの魅力を広めている福島和可菜さん。
今回は元ラフティング日本代表で、多摩川川下り事業者組合事務局長の柴田大吾さんと一緒に、ラフティングをしながら“川での熱中症との向き合い方”を考えてもらいました。


大吾さんとご一緒してから、すっかりハマってしまいましたけど、ラフティングって本当に楽しいですよね!
和可菜さんは川でもスピードを出すのが好きですよね。
ラフティングって息が合わないと、本当にボートが前に進まないじゃないですか。でも、パドルを漕いでいるうちに、どんどん皆の息が合ってきて、こう「ビューン」と進む瞬間が、最高に気持ちいいんですよ。
そうですね、自然とチームビルディングできるのも、ラフティングの魅力の一つだと思います。僕はガイドとしてボートに乗るわけですが、「一番水をかぶる最前列に乗ってみたい!」とか、お客さんがチャレンジする瞬間に立ち会えたときは、とてもやりがいを感じます。
そういう、童心に帰れる瞬間がいいんですよ。寡黙な人でも「うわぁー」「きゃー」って思わず声が出てしまいますから。雨が多ければ流れも急になりますし、季節によって景色も変わる。そうやって自然をダイレクトに感じられるのが、ラフティングの醍醐味ですよね。


柴田さんにラフティングを教えてもらってから、これまで20回以上はボートに乗っているという福島さん。
その多くがトレイルランをした後のことだそうで、本当にアクティブに山を楽しんでいるようです。


これからラフティングをするわけですが、今日(最高気温26度)は暑いですかね、やっぱり?
うちでは安全のためにウェットスーツを着てもらうじゃないですか。だから、川に行くまでが暑いと思いますよ。ただ、多摩川は夏場でも水温が17度ぐらいですから……。
えー! じゃあウェット……じゃなくて、ドライスーツを着ようかなぁ。
和可菜さんは寒がりですからね。でも、川に行くまでは暑いと思いますよ。
そういえば、夏場は川に行く前に、ウェットスーツの上からホースで水をかけられたような……。
あれは、熱中症対策ですね。ウエットスーツは水に落ちたときのことを考えた格好ですので、逆に言えばそれ以外の時は暑いと思います。
確かに!川に行くまでの間に、もう汗だくになっちゃいますよね。「早く川に落ちたい!」みたいな(笑)
そうなんです。だから、ラフティングのガイドをするときは、参加者の体温管理に本当に気を付けています。ウェットスーツを普段から着慣れていないと、余計に気分が悪くなってしまう方もいるんです。


水しぶきを浴びながら川を下るラフティング。
ただ、水を浴びる前や、川まで移動する間には、暑さを感じることもあるようです。
ハイシーズンはゴールデンウィークから9月頃までだそうですが、日本国内でも場所によって、
暑さ寒さの感じ方は全然変わって来るのだとか。
後編ではラフティングでの熱中症対策について、引き続きお話を聞いてみたいと思います。


取材・文/丸田 鉄平
撮影/吉野 大輔
撮影場所/御岳渓谷・駅前山小屋 A-YARD