熱中対策の基礎知識
『かくれ脱水』とは?
人間の呼気や皮膚から水分が失われることを「不感蒸泄」といいます。「不感蒸泄」だけで一日あたりおよそ1Lもの水分が失われています。特に冬は空気が乾燥しやすいため、「不感蒸泄」も増える傾向にあります。
一般的に、寒くなると汗をかきづらいため、水分や電解質の補給を忘れがちです。しかし、冬でも補給を怠ると、知らず知らずのうちに脱水状態になってしまう場合があります。この状態が『かくれ脱水』といわれています。
『かくれ脱水』対策のポイントは?
『かくれ脱水』を防ぐには、夏の熱中対策と同様に水分や電解質の補給が重要です。ポイントは、カラダから水分が失われる前に、予め水分補給すること。そして、こまめに水分補給することが大切です。
また、水分と一緒に、必ず電解質も忘れずに補給しましょう。電解質が不足すると、体内バランスを保つために、せっかく水分を摂っても尿として排出されてしまいます(これを『自発的脱水』といいます)。